推しが幸せであれば良い

Snow Manってインフラだから。

光が差し込んだはなし

 

 

「嵐、無期限の活動休止」

 

 

青天の霹靂、寝耳に水、落胆、悪寒、号泣、喪失。

 

 

その日は友達と飲みに行く約束をしていて、それまでの時間潰しで駅の喫煙室でそのLINE NEWSを見た。ふわっと全身の力が抜けた感覚を今でも鮮明に覚えている。

 

小学生から私の青春を捧げて来たのが嵐だった。

初めて行ったコンサートが嵐だった。

初めて入ったファンクラブが嵐だった。

 

一瞬で嵐に貰った思い出と幸せが走馬灯のように駆け巡り、気づいたら手に持っていた煙草は殆ど吸うことなく灰になっていた。

 

私はその頃仕事も恋もどん詰まりで明日にでも自殺するんじゃないか?という躁鬱な日々を送っていました。感情の起伏が激しいし1人になった時の落ちようがやばかった。

会社に行ったら眩暈がして呼吸が狭くなって咳が止まらなくなるし(これは喫煙のせいか?)酷い時は字が読めなくなって音が聞こえなくなる。毎日嫌味を言われながら泣くのを我慢して残業しまくっての繰り返し。

上手くいってると思ってた人には彼女ができて「君とは遊びだったから最初から付き合うつもりはなかった」と言われる始末。その少し後に出会った人に至っては、私は彼の浮気相手だった。

 

そんなこんなで真っ黒な日々を送っていた私にプラスの打撃が嵐の休止発表。その日私はPIKA★★NCHI DOUBLEを鬼ほど聴いた。鬼ほど泣いた。

 

実際、高校生くらいからガッツリ嵐ばかりの生活では無かった。毎回CDを買うわけでもなく、毎回ライブに行くわけではない。日常に嵐が自然と散りばめられてる生活だった。当たり前だと思っていた。

SMAPの時に思い知ったはずなのに。当たり前だと、思ってしまっていた。またそこで自己嫌悪。あたしは馬鹿かと。躁鬱に拍車がかかる。

 

それからは惰性で生きて、気付いたら年末になっていた。もうすぐで2020年になるのに、オリンピックイヤーになるのに。嵐にとっても大切な年なのに。

 

年末にかけてSixTONESSnow Manというグループをよく見かけるようになる。2020年にデビューするらしい。私もジャニーズから離れてしまったな、そんなことも把握してないなんて。Snow Man?ああ、昔嵐のコンサートにバックで付いてたなぁでもこんなに人数いたっけ?

 

そして忘れもしない2019-2020のカウコン。

 

 

亀と山Pの間に立ってる岩本照を見つけた。

 

 

「あ、Snow Manの人だ」

 

信じられないくらいニッコニッコしたかと思ったらいきなりバク宙かましてそのあとすぐ青春アミーゴを踊り出した。もう岩本照しか見えない。

 

ってかSnow Man全員踊りうますぎね?なんか可愛いな??NextStageのコーナーでも可愛かったもんな?9人もいるのにみんな雰囲気違うな?うわやばい久しぶりのこの感情。まってやばいかも。

 

アワアワしていると嵐が登場。感極まる。すぐ終わってしまう。落ち込む。でも青春アミーゴSnow Manを思い出す。胸が高鳴る。

 

 

「待ってこの人たちがデビューするの?」

 

 

嵐の活動休止発表から約1年。

 

 

止まっていた私の時間が動き出した。

一筋の光だった。

 

 

私の2020年の最初の検索履歴は

 

SnowMan」だった。

 

翌日から家族で集まって温泉旅行だったけど、温泉に浸かってる時以外はSnow Manを調べていた。

 

「お姉ちゃん、やばいって。ジャニーズはやばいって。今年26でしょ?」

 

ラウールと同い年の妹に詰められる。

 

「いや、今ちょっと調べてるだけだから。デビューするって言うから、調べてるだけだから」「この人たち、ほとんど私より年上だから。ってか嵐のバックについてたよ?目黒蓮もいたじゃん!ほら!あの時のライブの!」「向井康二くんは関西から来たんだって!泣けるな」「ラウールかっこよすぎない?あんたと同い年だよ?こんな人学校にいるか?」「岩本照ってイケメンすぎるよねSASUKEにで....」

 

「もうダメだわ(笑)」

 

目黒蓮と同い年の弟から鼻で笑われた。

 

そう、もうダメだった。

もう完全に落ちていた。

でも自分に言い聞かせた。

この歳でジャニオタに舞い戻っていいのか。

これは許されるのか。

 

この期に及んで世間体を気にしていた。

 


気付いたらYouTubeの動画を少しずつ見るようになり、テレビ出演をチェックし始めた。

 

 

「CD、、、買おうかな」

 

 

9時間生配信の前日に友達と飲みに行った。6時に帰ってきたけど、無意識に寝る前に9:55にアラームをかけていた。起きたけどなかなか始まらなかった。

 

「お待たせしました!お待たせしすぎたのかもしれません!」

 

あのニコニコバク宙赤髪スタイルおばけが、またもやニコニコしていた。

 

もぐもぐタイムで私も一緒にご飯を食べた。

 

百度参りで号泣した。

 

佐久間くんとやらは、バチボコにダンスが上手かった。いきなり道端で踊るにしては上手すぎた。向井康二くんは私が好きなダイアンのギャグをやっていた。可愛かった。舘様はなんか1人だけ雰囲気違うのがツボだったし、ラウールは終始キュルキュルだった。でもしっかりしてる。あべちゃんは何でこんなにウインクキラーが上手いんだ。怖い。渡辺くんは暑がりなのかな?すぐ眠くなるんだね。ふっかって人が最年長なのね。かっこいいのにイジられてる。目黒蓮はひたすらに顔がいい。顔が、いい。

 

次の日からCDを三形態買うために1人で札幌中のショップを走り回ったのは良い思い出。案の定売り切れていたので通常盤を買うのに5日くらい掛かった。

 

マルチアングル鑑賞会の動画を見た。岩本くんのその横で照れながらちょこちょこ体勢を変える向井康二くんが可愛かった。まずビジュアルが良かった。明るくて面白くて可愛かった。ビジュアルが良かった。みんなやっぱり面白かった。仲が良さそうで見てるこっちが幸せな気持ちになった。

 

向井康二くんの歴史について調べた。泣いた。

こんな明るい人なのに、壮絶なドラマのような人生を送ってきたと思うと胸が締め付けられた。気付いたら彼を目で追っていた。

 

彼を好きになって関ジュを調べるようになった。

関ジュの素晴らしさを知った。彼はここにいたんだ。彼はここで先陣を切って闘ってきたんだ。

もっと早く知りたかった。

でも、どのタイミングであれ、知れてよかったと思った。

 

 

気付いたらファンクラブに登録していた。

 

 

自粛期間でD.D.の振り付けを覚えた。

難しかった。疲れた。

ダンスプラクティスを何回も見たけど、揃いすぎてて感動した。怖さも覚えるくらい。ちょっとだけダンスをかじってたから、バミリと細かい振りを揃える難しさを体感していたので、恐ろしかった。

 

毎日が楽しくなってきた。

気付いたら仕事前に吐くことも無くなってきた。

寝る前に1本、YouTubeの動画をみた。

それでは飽き足らず2.3本みた日の方が多かった。

朝の目覚めがよかった。恋も吹っ切れた。

仕事を辞めて環境を変えることを決意できた。

ちょっと痩せた。

 

Snow Manは、私の生活を変えてくれた。

良い方向に。確実に、幸せになる方向に。

 

 

妹にSnow Manの素晴らしさをプレゼンした。

彼女は3日後に目黒担になった。

(最近佐久間くんに狩られそうらしい。)

家族仲が良くなった。お母さんは照くんが好きで、SASUKEを観ながら電話してきた。お父さんは阿部ちゃんが好きらしい。弟は翔太が好きで、今年の元旦には妹にシナモロールのポチ袋でお年玉をあげていた。その一方で「舘さんが1番良い男だ」と偉そうにそんなことも言ってた。

 

「お姉ちゃん、あの時バカにしてごめんね」

ラウールと同い年の妹に言われた。

 

Snow Manを教えてくれてありがとう」

 

何故か知らないけど涙が出てきた。

 

私の人生を変えてくれたグループが、私にとって大切な人達の好きなものになっていくことが、とてつもなく嬉しかった。

 

Snow Manが私に与えてくれた幸せが、私の周りで幸せの連鎖を起こしている。みんなが幸せになってくる。

 

アイドルって、無条件でこちら側に幸せを運んでくれるもの、そう思っていた私だったけど、少し変わった。

 

Snow Manには幸せを届けたい。

 

こんなに幸せの恩返しをしたいと思うアイドルに出逢うなんて、思ってもいなかった。

 

 

 

 

嵐が2020年をもって活動を休止した。

ラストライブを家族で観てオンオン泣いた。

 

 

 

でも私には今、応援したいと思えるグループがいる。前向きな気持ちで、嵐の再出発を願える。

 

 

 

あの日、喫煙所で頭が真っ白になっている私に言いたい。

 

「大丈夫だよ、Snow Manが人生を変えてくれるよ」

 

今、辛くてどうしようもない毎日を送ってる人達に言いたい。騙されたと思ってSnow Manをみて?

バラエティが好きな人は人狼ゲームを観てほしいし、ダンスが好きな人はCFBを観て欲しい。

とりあえず、何でも良いから観て欲しい。

 

幸せな方向に人生が動くから。